2017年07月16日

梅雨は明けたのだろうか?

もう梅雨は明けたのだろうか? この先の予報図にも前線は明瞭には描かれていない。今年は梅雨といえる季節があったのだろうかとさえ考えてしまう。集中豪雨は各地で頻発している。島根県南部で降り出したと思っていたら、少し間をおいて福岡・大分など起こった集中豪雨は想像を絶するものだった。あんな降り方をされたら、というような雨が実際に降るのである。しかし、雨雲の広がりが局所的で、降り方があまりに偏っている。
最近は雨雲の様子がリアルタイムで見られるようになった。どの地域でどのくらいの雨が降っているかが居ながらにしてわかるのである。南北幅はさほど広くないが東西に帯状に連なる幾筋かの積乱雲列が、僅かな南北の振幅を伴いながら、数時間同じようなところに居続ける。とはいっても雲は停滞しているのではない。雲列の中を雲の強い部分が波動となって西から東に動いていくのである。画面上でいえば、強雨を示す真っ赤な塊が次から次へと動いていくように見える。地上にいるなら、一つひとつはけっして大きくはない積乱雲の塊が、次から次へと通過していくという感じだろう。

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こんな雲列をどこかで見た記憶があると思ったら、ここまで強くはないけれど、冬の日本海側をびっしりと埋め尽くす、いわゆる筋状の雲だった。でも、雪雲の場合はもっと広範囲に広がるし、降らせ方はもっと穏やかだ。1時間に5㎝程度も降れば大雪だろう。5㎝と言えば降水量にすれば5㎜である。もしも集中豪雨のような1時間あたりの雨量が50㎜などというのが雪で降るならば(そんなことがあり得るのかどうかはわからないけれど)、とんでもないことになるだろう。
ただ、それにしても最近の集中豪雨は本当に集中的に降る。一昔前も似たような降り方をすることがあるにはあったが、今リアルタイムで観察できるような、狭い範囲だったのだろうか? イメージ的にはもう少し範囲が広いように思っていた。それとも単に雨雲レーダーで見られるようになったことによって実態がわかるようになっただけで、昔からこうだったのだろうか。

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リアルタイムで雲の様子がわかるようになったのはありがたいことだが、それを実際の防災に役立てることができなくては意味がないだろう。見てなるほどと納得しているだけではしかたがない。先週末ぼくの住んでいる辺りでも僅かの時間だが雷雨があって、雨雲が近づいてくるのは事前にキャッチできた。しかし、いよいよ降り出すとなった時、もう一度様子を見ようとしたら、電波の状態が悪くて、つながらなくなっていた。雷の影響なのか、集中的なアクセスのためかはわからないけれど、情報があってもアクセスできないのではいかんともしがたい。
それに、もしアクセスできたとしても、時間雨量100㎜などというのが降ってきたら、やれることは限られてしまうだろう。雨雲の帯から逃げられればよいが、それが難しいなら安全な建物に避難することくらいがせいぜいかも知れないが、実際にはなかなか難しかろう。それに大地は持って逃げるわけにはいかない。
集中豪雨が都会を襲わないという保証も全くない。幸い都市を集中豪雨が襲った例はあまり多くない。夏の大雷雨は東京などでもよく経験するところだが、梅雨末期の集中豪雨が都会を襲った例としては、長崎市街を襲った事例が今も記憶に新しい程度である。眼鏡橋が流されるなどの大きな被害が出たときのことである。都市を襲う水害で怖ろしいのは地下街だろう。地下街や地下鉄の排水が追いつかなくなることはあり得ないことではないだろう。

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数日前にもあちこちで集中的な雨が降った。犬山、米沢。随分広範囲だ。ただ、雨雲の様子は、福岡・大分の時とはかなり異なる。丸い雨雲が単発的に湧いている。これは前線による集中豪雨というよりは、時を選ばぬ点を除けばまさに夏の夕立だ。雨の強さは似ていても、遙かに短時間だ。やはり、前線に沿って降る雨とは区別しておくべきなのだろう。
もうこうなると、いよいよ梅雨明けの感が強まってくる。そういえば、もうセミも鳴き始めている。生き物はその点、梅雨明け宣言を信じている人間に比べると、正直というか、とても敏感だ。
梅雨のない北海道で猛暑日が続いているという。今年の夏はいったいどうなってしまうのだろうか?
ラベル:季節 日常 天気
posted by あきちゃん at 03:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | 更新情報をチェックする