2014年11月02日

近鉄特急の偽禁煙車

京都からの帰途、座れないことはまずないので、たいていは急行に乗ることにしているのだが、昨日(11月1日)はどうにもくたびれて、奈良までの特急に乗ることにした。少し前のダイヤ改正で奈良行き急行が減り、西大寺乗り換えを余儀なくされることが多くなり、しかも必ずしも連絡がよいとはいえないとうこともあった。以前、同じようなことがあって、その時は奈良行きがすぐにはなかったので、橿原神宮前行きに乗ったところ、あろうことか西大寺で降り損なって八木まで連れて行かれる羽目になってしまい、かえって疲れが増してしまったことがある。しかしまあ今日は奈良行きに乗れそうだからその心配もない、ということで、少しだけ休んでいこうと奮発したのである。
しかし、これが見事に外れであった。禁煙席としてあてがわれたのは4両編成の前から3両目の3号車の座席である。のども渇いていたので、甘い飲み物を買い込んで、さあと思って乗り込んだところ、自動ドアがあいて3号車に入る否や、えっ!?、とばかりにわが嗅覚を疑ってしまった。強烈にタバコ臭いのである。どう考えても喫煙車である。まあたまたまの風の流れによるものかも知れないと無理に自分を納得させ、指定の席についたのだったが、臭いは収まる気配がなかった。少し冷房が効いてきたたのでそのうちにと思って我慢していたのだが、やはり頭痛が始まってしまった。冷房は逆効果でかえって臭いを循環させてしまっている。
ここって喫煙車ではないのですか? 何かの間違いではないのですが? 空気のきれいな本当の禁煙車の席が空いていればそっちに移りたいのですが……。これって詐欺ではないですか! 半分気の遠くなりそうな不快感の中で、言いたいことが山程浮かんでは消えていった。でも親子連れもそこそこ乗っていたけれど、誰も何も言わない。このくらいは我慢しないといけないのだろうか、ぼくが過敏に過ぎるのだろうか……。大人げない気がしないでもない。
そんなことをあれこれ思案するうちに頭痛は極度に達し、文句を言いに行く元気はもう残されておらず、タバコの強烈な臭いに燻されながら、ウトウトとまどろみながら、というより起きている気力をなくしてしまったまま奈良まで乗ってこざるを得なかったのである。だいたい車掌さんが通ったのは2回だけであった。要は行って帰って1往復しただけである。
いろいろ考えてみると、これは多分近鉄特有の事情もあるのだろう。車両を固定せず、つないだり切り離したりを平気でやるので、禁煙車が喫煙車に化けることが起きるのではないか、特に短い編成にした時、全部禁煙席にしてしまえばいいのに、喫煙車を残そうとすれば、必然的にどこかを喫煙車にせざるを得ないだろう。
しかし、これってどう考えてもきれいな空気を望む者に対する詐欺としか思えない。一度臭いが付いた車両を清浄な空気に戻すのは至難である。禁煙車は編成のどこにつなごうがずっと禁煙車にしておけばすむはずである。そんな簡単なことが近鉄にはわかっていないらしい。当座喫煙する人がいなければそれは禁煙車だとでも思っているのだろうか? そのへんを少し真面目に考えてもらいたい。そもそも京都から奈良までのせいぜい40分程度を過ごすだけの時間に喫煙車などを用意する必要がどこにあるのだろうか? なぜそこまで喫煙者に配慮する必要があるのだろうか? 近鉄についてはダイヤのひどさなどについてもいろいろ言いたいことはあるけれども、それはまたの機会にすることにしよう。
夕飯を食べた後も頭痛が治まらず、結局頭痛薬の世話にならざるを得なかった。なんで頭痛が始まったか忘れていたのだけれど、事の起こりを思い出してみて、あまりの理不尽さに大人げなくも書かずにはいられなくなった。やっぱり誰かが言わなくてはならないことなのだろう。幸い薬が効いてきたのか、言いたいことを吐きだしたからなのか、頭痛は治まってきたようだった。
タグ:鉄道 日常
posted by あきちゃん at 20:30| Comment(4) | TrackBack(0) | 日記 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
今まさにその疑いのある車両に乗っています。
頭痛も起こり、最悪です。
こんなことなら、お金を払って乗った意味がない。
別の号車に移動します。
Posted by 気持ちわかります at 2016年05月22日 13:50
「気持ちわかります」さん、コメントいただきありがとうございます。気持ちわかっていただいてうれしいですが、それよりも何よりも「被害」に遭われた「気持ちわかります」さんに、心からお見舞いを申し上げます。
この記事を書いたのは、もうかれこれ1年半も前のことです。いまだに近鉄では偽禁煙車が横行しているのですね。もう怒りを通り越して半ば呆れてしまいました。近鉄はいつまでこんな事を続けるつもりなのでしょうか?
特急の全面禁煙というような、いわば当たり前のことが、利用者が声を大にして叫んでいかなければ実現に向けて動き出す気配さえないというのは、本当に悲しいことです。
Posted by あきちゃん at 2016年05月23日 21:41
まさに同じような状態です。喫煙車は1号車なのに、3号車でタバコの臭いがします。有料特急で、禁煙車を選んでいるのにこの臭いは詐欺のようですね…。
近鉄電車は数分遅れは日常茶飯事だし、できるなら利用したくないと思います。
Posted by 同じです at 2016年07月04日 20:44
偽禁煙車の被害に遭われた「同じです」さんに、心からお見舞い申し上げます。私がこの記事を書いたのはもう1年半以上も前なので、そろそろいい加減に改善されているのではと思っていたのですが、「気持ちわかります」さん、「同じです」さんと立て続けにコメントをいただき、いまだこんなことを続けている近鉄に対して、新たな憤りを覚えました。言わずもがなのことですが、路上やバス停で煙害に遭うこともしばしばです。いつまでタバコに悩まされ続けなければならないのでしょう。
Posted by あきちゃん at 2016年07月05日 21:58
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